2006年06月11日

ナショナリズム 2 〜こんな教育は?〜 

久々にクリティカルシンキングな話題を。
というか、以前にも触れた「ナショナリズム」の話。ワールドカップ開幕前にもう一度きちんと書いておこうと思っていたのですが、始まってしまいましたねぇ。まぁワールドカップ云々というのは、別に開催に反対だとか、言うつもりではなく単に自分の中での区切りなんですが。

元々、ナショナリズムなんて話題になったのは例の教育基本法改正の愛国心教育に関して疑問を投げかけたエントリが始まりでした。

あんまりそういうネタで書けていないのですが、このブログの「しんきんぐ」というカテゴリでの
一番のスタンス(=私せばっちゃんのスタンス)はクリティカルに考えてみる、ということです。
それが当たり前だから、とか誰かがそうだと言ったから、と何も疑問に思わず鵜呑みにしてしまうのでは無く、ホントにそれで良いの?、とかそれはホントに正しいの?って考えることが大事ではないかということです。

だから、頭ごなしに学校で「日本人だから日本を愛せ」という教育をするというのは非常に抵抗がありました。で、それがきっかけとなって、そもそも国ってなんだろう?とか、そうは言っても世界中でナショナリズムで盛り上がるのって流行かもなんていうエントリを書きました。
TBも頂いたりして、そのTB元からリンクで他のサイトを見るとやはり愛国心教育は皆反対なんだな、なんて思ったのですが世論調査の結果では賛成の方が多くて、強く賛成の意を表明する人も多いことも分かりました。

個人的には「えー、ホントにそれで良いのぉ?」という感が強いのですが、愛国心教育賛成派、ナショナリズムを持て派みたいな人の主張も色々あって、一部なるほどと思える部分もあること、また愛国心教育反対派、ナショナリズム否定派も中にはそれちょっとどうよ、というものもあるな、ということで、以前のエントリでは、ちょっと浅いな、書き足したいな、と思いました。

そうは言っても、せばっちゃんの「愛国心の押し付け反対」「ナショナリズムを煽ること反対」というスタンスは変わりません。
ただ、以前書いたような「愛国心なんて持っても持たなくて良いじゃん」というだけでない話をしたいと思います。

愛国心教育賛成、みたいな主張の中では「日本として団結しないと、諸外国に太刀打ち出来ない。だから愛国心が必要」という部分は、理解出来ます。確かに国際交渉みたいな場では日本は国益にやや無頓着という感じがします。もちろん私も含めナショナリズム懐疑派の考えの根本の一つに、「自国の利益ばかり考えるから世界が良くならない。自国の枠にとらわれず考えよう」というのがあると思いますが、だからといって周りの国が国益再優先で動いている中ではやはりある程度は国益を考えざるをえないですよね。
ただ、国益を考えて動いている国が、国民皆が愛国心を持っているが為にそういう行動を取っているかというと、それは違う気がしますし、日の丸を振って君が代を歌うことが日本人がもう少し自国益コンシャスになることに必要か、とも思いますが、「日本国民であることは、利害を等しくする日本という運命共同体の一員であることで、お互いの幸福のためにある程度アライメントを取り協力し合う必要がある」ということであれば、私も賛成です。

そこで思ったのが、「愛国心教育」より、「他の国々や国際社会、そして日本の立場」みたいなものを教えることが良いのではないか?ということです。一応地理とかで学ばないことは無いですが、もっと他の国々と日本との文化の違いと国際情勢や国と国との利害関係とその中での日本の立場みたいなものを専門に社会科で教えたら良いのにと思います。
って言ってもこれって相当難しいかも。例えば下手をすると愛国心教育より他国への偏見や差別感を植え付けたりすることに繋がったり、刻々変わる情勢にどう対応するのかとか、色々ありますが何も知らないことで偏見とかに繋がっていることが現状多いのではないでしょうか?
「日本にとっての利益」と「世界全体にとっての利益」の両方を考えそのバランスを取ることを考える(考えさせる教育をする)、というのが今の何も考えない(考えさせない)、また愛国心教育が目指す?日本のことだけを考える(考えさせる)、より良いのではないでしょうか?


ホントはもっとナショナリズム全体?の話をするつもりだったのですが、教育基本法の話で終わってしまいましたが長くなったのでこの辺で。また続くかも。

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posted by せばっちゃん at 00:41| Comment(1) | TrackBack(2) | しんきんぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
愛国心問題だけが取り上げられていますが、教育基本法の改訂問題は、もっと大きな事件です。

現行の基本法では、子どもの幸せのために、現場で直接良い方法を考えてやりましょう、となっているのに、改定案では、政府の決めた法律通りにやれ、ということですから、要するに、北朝鮮方式ということです。

こんなに子どもの表れが多様化しているのに、学校で政府の宣伝なんてやってるヒマはないのですが、そうしないと、国の利益をなげうって、アメリカさんにご奉仕することができないのです。

そのあたりをマスコミは全然報道していないように感じられてなりません。
Posted by Ama430 at 2006年10月08日 22:02
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